うつの治療を初期段階から始めるためのセルフチェック

うつ初期の気持ちの変化

ナース

うつを初期段階で自覚するには、自分の気持ちの変化などを定期的にチェックすることが大事です。どのような点をチェックすればうつを防ぐことができるのか知りましょう。ポイントの一つ目は、自分の趣味や興味があった事柄に対して、急に興味を失うといったことがないか確認してみてください。ただ単に飽きっぽいということではなく、興味関心があったことについて急にどうでもよくなるということはストレスが関係している可能性があり、うつの初期症状だと考えられています。そういったことがないか自分自身をチェックしてみてください。もちろん物事に飽きるということは人の自然な感情なのですが、通常は段階的に興味を失います。しかし、うつの初期症状の場合は急に物事がどうでもよくなってしまうのです。興味が無くなるのは趣味だけではありません。人間関係についても興味を失ってしまうこともうつの初期症状の特徴です。少し前は友人と出かけるのが好きだったのに、最近は出かける気持ちが起きず一人で家で過ごしているという人は、ストレスチェックやうつ病チェックで自分自身を客観的に振り返ってみてください。人間関係や対人関係が面倒になり、友だちと遊んだり、いろいろな人と交流することがなくなったりすると上手くストレスを発散できなくなり、うつ病の症状が進行しやすくなってしまいます。交友関係が面倒になってしまったという人は、専門の医療機関へ相談してみた方がよいでしょう。専門の医療機関であれば、こういった初期の段階で適切なアドバイスをくれますので、早い段階で診てもらえばカウンセリングだけで治ることもあります。